たいしょホ〜

いつものバス停にて――


「かっぱ寿司の食べほ〜だい最大七二〇分待ち……ずいぶんと人気ね……七二〇分ってゆ〜と……一二時間半っ⁉︎ さすがに待ってられないわね〜」

月夜がグルメ系アプリの中にあった、そんな記事に驚いていた。


「やっぱし食べほ〜だいってきくと殺到するよね〜」

そんな風に言いながら頷く月夜の隣では、


「サメさんのゲキタイホ〜?」

イブキがそんな記事を読んでいた。


「ハナにパンチとかメにパンチとかはまちがってるっ⁉︎」

それを見てイブキは、


「そ、そんな……イブキさんがいままでナンカイもサメさんのハナにパンチしてきたイメトレのヒビはゼンブむだだったんだ……」

そんな事を洩らしながら先を読み進める。


「おぉ! あたらし〜サメゲキタイホ〜のってんじゃん!」


「んと……まずはトッシンしてくるサメをヒラリとかわし、よけながらフトコロにはいってエラをもつ――」

 ふむふむと頷きながら、そんな無茶な状況をイメ~ジする。


「エラをもったらスイチュ~をけりあげてカイメンまでダイブ! チュ~ク~でワザのナマエをさけびながらカイメンにエラをたたきつければサメもイチコロ! かぁ~……」


「そんな難易度の高い事できるなら普通に殴れば倒せそ~だケド」

 聞いていた月夜はそういうのだった。

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