500。

いつものバス停にて――


「セガのメガドラかいがいばんジェネシスをさらにマカイゾ〜したシンガタかぁ〜……」

イブキがゲ〜ム情報にあった、そんな記事を読みながら、


「85ホンのソフトをナイゾ〜 。ハ〜ドたんたいでもたのしめるシヨ〜なのか……」

そんな事に感心しているイブキの隣では、


「東大阪で五〇〇歳ぐらいの男性による声かけ事案発生――五〇〇歳っ⁉︎」

月夜がTwitterで話題のニュ〜スを見ながら、


「たぶん誤字だと思うケド、五〇〇歳って……」

何度も見返しながら、そう洩らす月夜。


「すっごいむかしだよね?」

イブキがそう言いながら口挟んでくる。


「そ〜ね。戦国時代飛び越して室町ぐらいになるのかしら?」


「ふふん♪ このヒトのショ〜タイはヨ〜カイかカイゾ〜ニンゲンどっち?」


「普通に50歳に0多くつけちゃっただけでしょ」

イブキのノリに冷静に返す月夜だった。

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