は~とば~グ。

 いつものバス停にて――


「ナガトさんきちゃったな……」

 イブキがゲ~ム情報を眺めながら、そんな事を洩らす。


「メンテすんぜんではカイニのジョ~ホ~ださなくって、みんな「あれ? コンカイじゃないの??」みたいなフンイキにさせといてからのジッソ~……やるなっ! ウンエ~ちゃん!!」

 イブキが歴戦の名将のような表情で、


「しかも、ひさびさのイタリアせんかんをハイチさせて、Aショ~リでもソロップするやすさ……はワレワレにカイソ~セッケ~ズをロ~ヒさせるイトとみたっ! からの――LV88でマンシンテ~トクたちのアザワライア、さらにイベントでヒヘ~したビチクをチョクゲキするかのよ~なダンヤク8800ショ~ヒにないたテ~トクはおおいハズっ! やるなっ!! ウンエ~ちゃん!!!」

 イブキがそんな深読みをしている隣では、


「5月23日はキスの日? なんでこんな記事がウチのアプリメニュ〜に?」

使用者の好みを忖度して、好みの順に記事を並べるアプリの中で恋人のいない月夜がキスの日など全く関係ない。


「ん~?」

 しかし、よく見ると1キロのハンバ~グとかいう文字を発見する。


「カップル限定ハ~ト型の一キロハンバ~グっ!?」

 その後は指が残像を発生するぐらいの速さで画面を下へとスクロ~ルさせる!


「二人で協力して完食を目指そう、成功したカップルにはお米券五〇〇円ぶんっ!! これは……まさにウチ向けのイベントねっ!!」

 彼氏いない歴イコ~ル年齢の月夜が自身満々にそんな事をいう。


「問題は恋人よね~……」

 そんな事を言いながらイブキを見る。


「ねぇ、イブキ――」


「ムリっ! 1キロはムリっ!!」

 残像を発生させるほど顔を横に振りながら、す拒絶するイブキだった。

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