くロ~

 いつものバス停にて――


「スプラⅡのしんジョ~ホ~っ!!」

 ゲ~ム系アプリの中にあった、そんな情報に物スッゴい勢いで喰いつくイブキ!


「ハンバイビも7ガツ21ニチにきまったしっ! ホントにコトシのナツはあっついよっ! も~すでにFF12DQ11スプラⅡだけで8ヶゲツはこもれちゃうよっ! ガッコ~もハツバイしたゲ~ムをコ~リョしてナツヤスミを12ガツまでひきのばすべきだよねっ!」

 イブキがそんな無茶な事を言っている隣では、


「あぁ……わかるわ~コレ」

 月夜がスマホ画面を見ながら、そんな事を洩らした。


「ん? どしたの? どしたの??」

 月夜の呟きを聞きとめたイブキが興味をそそられ首を突っ込んでくる。


「あぁ……アンタにはわかんないと思うから……」

 イブキの胸の辺りに視線を合わせながら、


「もう! いいじゃん! みせてよっ‼︎」

そう言って月夜のスマホ画面を強引に覗き見る。


「おっぱいがお〜きいとするクロ〜?」

スマホ画面に映った見出しを見ながら首を傾げる。


「ほら、アンタにはわかんないでしょ?」


「そ、そんな事ないモンっ!」


「日直の時に黒板消してて、終わったら胸にいっぱいチョ〜クの粉とかないでしょ?」


「そ、そんなコトになんだ……こ、これからなるモン!」


「永劫ならないわよ〜」

そんな風に流す月夜。


後日、イブキの日直の時に異様に背を反らせ、胸を張りながら黒板を綺麗にするイブキの姿を見るのだった。

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