ぶきっちョ。

いつものバス停にて――


「スマホ画面に塗るだけでナノコ〜ティングされ強度が二倍になるっ⁉︎」

月夜がテクノロジ〜系ニュ〜スの中にあった、そんな記事に食いついた!


「塗るだけなら簡単だし、車のフロントガラスにも使われてる技術かぁ〜」


「そうそう月夜こ〜ゆ〜こまかいサギョ〜にがてだモンね〜」

と、隣から口を挟んでくるイブキ。


「そ、そんな事ないわよ」


「え〜! スマホのホゴシ〜ルもク〜キいっぱいはいりまくってデコボコじゃん! まえなんてカミのケはいりこんでたし〜」


「あ、あれは取ったじゃない。さすがに髪は邪魔だったから……」


「フツ〜ははるまえにとんだよ」


「だって、髪とったら今度は二本はいってるし、ぜんぶ取り除いたら、シ〜ルずれてるし……ホコリはいるし……」


「だからフキフキ――さっ! しゅっぱ‼︎ ってはるんだよ」

イブキが熟練の手つきでエアスマホシ〜ル貼りを見せる。


「だから、ふきふき――さっ! しゅっぱ! あっ! ズレてる……まあ、い〜かって」


「なったらピッチリはれるまでがんばるのっ!」

意外と細かい事にうるさいイブキだった。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます