ぱんだ。

いつものバス停にて――


「ドラクエのジュ〜ダイハッピョ〜はやっぱしハツバイビだったか。4ガツ11ニチにハツバイビをコクチ――う〜ん……ナツぐらいかな? FF12のリメイクもナツぐらいだしなぁ〜」

イブキがゲ〜ム情報を見ながら、そんな事を言っている。


「はぁ〜……」

月夜がスマホ画面を見ながら、そんな吐息を洩らす。


「パンダかぁ〜……」

ホッコリとした表情のまま飼育員の足にしがみつく子パンダの動画を見ながら、


「そ〜いえばパンダってなんでシロとクロなんだろ〜ね?」

ふと疑問に思ったのかイブキがそんな事を言う。


「う〜ん……雪に隠れため?」


「くろいトコど〜すんの?」


「黒いトコかぁ〜……ドロに紛れる?」


「ムリがない?」


「可愛いからいいじゃない。モッフモッフだし、抱いて寝たら気持ち良さそうじゃない?」


「たべらてないかな〜?」

 イブキが心配そうに言うと、


「平気よ。いくら熊の仲間っていったって笹食べる大人しい性質でしょ? ガブリなんてないわよ」

 そういう月夜に、


「ちがう……パンダさんがたべられちゃうかな~って……パンダなべとか……」

 すっごい『どよ~ん』した雰囲気でそんな事をいうイブキ。


「食べないわよっ! でも……鍋っ!? 鍋かぁ~……熊鍋はおいし~って……」


「パンダさ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ん!」

 悲しいイメ~ジが脳裏に浮かぶイブキだった。

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