ば~ちゃるにく。

 いつものバス停にて――


「ネット注文限定のLサイズピザが半額っ!? ピザなんて基本みんなLサイズしか頼まないでしょ、それなのに半額にするなんて太っ腹だな~」

 月夜が自身を基準としたズレた常識を口にしながら、某ピザチェ~ンの情報を読んでいた。


「ク~ポン番号は『L50』ね。憶えとかないと――じゅるり」

 月夜がそんな事を言っている隣では、


「モンハ~ン! モンハ~ン!!」

 イブキがそんな事を言いながら、ゲ~ム情報を見ていた。


「モンハンってアレでしょ? なんかおいしそ~なシシや鳥を倒して、肉焼いてたべるやつ」


「すっごいゲンテ~てきなかんじだけど、ダイタイあってる」

 上機嫌で月夜の言葉を一部認めるイブキ。


「カッコイイそ~びとかきたり、デッカイモンスタ~においかけられたり、たおしたりして、レアアイテムゲットしてもっとカッコイイそ~びをつくったりしていくんだよっ!」


「ふ~ん……でカッコイイ装備作ってど~すんの?」


「そ、それは……も、もっとカッコイイそ~びをつくれるよ~に……」


「だから、装備つくってど~なるの? 大魔王とか倒すの?」


「そ、そ~ゆ~のはいないかな~……でも、ほら月夜もドラゴンとかたべたいでしょ? たべたいよね? ねねっ??」


「いや、ウチ実際に口に入れれない物に興味ないから」

 キッパリとそう言い切る月夜だった。

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