と~け~

 いつものバス停にて――


「プレスリ~がセ~サンチュ~シかぁ~……いっぱいメ~サクでたなぁ~……バイオシリ~ズにFFにト~キョ~ジャングルにラスアス――エルシャダイもよかったなぁ~」

 イブキが昔の思い出に浸っている隣では、


「ふ~ん……日本の高校生は授業でノ~トを取る率は米国、中国、韓国の中でも高いんだ~」

 月夜がなにかの記事を読みながら、


「イブキさんもヒマつぶしにノ~トとってるかも? イミはまったくわっかんないけど」


「それじゃ、意味ないじゃない」


「それでテストまえにかる~くペラペラっとみるだけでベンキョ~したきになれんだよっ!」


「まあ、なんにもしないよりはマシか……」


「でも、すっごいね。そのアンケ~トにはニホンのコウコウセ~の80パ~セントはノ~トとってるってかいてあるね」

 イブキが月夜のスマホ画面を指しながら、


「そ~みたいね」


「やっぱしマジメなんだな~」


「でも」


「ん?」


「ノ~ト取ってる人が8割だケド、寝てる人も2割で丁度10割になるんのよね~……」


「たしかに……ねむいときはねるのがイチバンだし……テストまえにノ~トみてもなんかトビトビだし……」


「もう少しマジメに授業うけたら?」

 さすがにそう言い放つ月夜だった。

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