ぼたん。

いつものバス停にて――


「ナムコじだいにうってたファミコンカセットのチュ〜イがきがおもしろい?」

イブキがゲ〜ム情報の中にあった、そんな記事を読みながら、


「ふむふみゅ……『ゲ〜ムでヒトのコエがするからといってカセットのなかにヒトはいっていません』へェ〜……こんなコトかいてあったんだ〜」

イブキはそんな感想を洩らしてながら続きを読み進める。


「このコメントはいいな〜『このカ〜トリッジをハンバイするまでのクロ〜をおもうと、とりあつかいはテイネ〜にねがわずにはいられません』アイジョ〜こめつくったんだね〜」

イブキがそんな事を言いながら感動している隣では、


「これい〜な〜」

月夜がクイズ番組の早押しボタンのような画像を見ながら、


「なにそれ? ジバクスイッチ?」


「違うわよっ!」


「じゃ〜なんなの?」


「ふふん♬ これを押すとね〜」


「うんうん」


「カップ麺が送られてくんのよっ!」


「うわっ!」


「すごいでしょ?」


「ううん。ヨソ〜いじょ〜にど〜でもいいこたえだった」


「抽選で当たるらしいケド……ウチに当たんないかな〜? もし当たったら神速の連打でいっぱい注文すんのにっ!」


「これサイダイ30かいってかいてるけど……」

そう言いながらスマホ画面を指すが、月夜の耳には届かなかった。

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