めもり。

いつものバス停にて――


「教育おりがみシリ〜ズのダイヨが倒産っ⁉︎」

月夜がネットニュ〜スでそんな記事を発見する。


「だいよ?」

イブキが反応するも頭上で浮かぶ『?』。


「ダイヨって、ほらあのすっごい折りやすい紙質でワンセットの中に金と銀の折り紙が一枚づつはいってる」

月夜の説明にもイブキの頭上の『?』は増えていく一方だった。


「アンタも見た事あると思うよ。これ――」

月夜はそう言いながら動物の姿を表現した折り紙の画像を見せる。


「う〜ん……おぼえてないなぁ〜」


「嘘でしょ⁉︎ 誰でも小さい頃やんなかった? 学校の低学年のときにも使った気がするんだケド……」


「あ〜……イブキさんおらずにエをかいてたかも?」


「折り紙に?」


「そそ。マジンガ〜◯やゲ◯タ〜とかテコンVとか」


「なんでまた折らずにそんな事を?」


「う〜ん……スパロボしたいな〜っておもってたからだとおもう……」


「飛行機ぐらい折ろうよ」


「あっ! でも」


「ん?」


「テコンVはさんせんしたコトないなぁ〜……なんでイブキさんそんなんかいたんだろ?」

月夜の少し寂しい思い出とイブキの全く意味不明な思い出だった。

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