お〜がねもち?
いつものバス停にて――
「へぇ〜……トルコの新名物『濡れバ〜ガ〜』かぁ〜……」
月夜がグルメ系アプリを見ながら、そんな呟きを洩らす。
「――にしても濡れってなんだろ? なんで濡れてんだろ⁇」
首を傾げながら、そんな事を言った後に続きを読み進める。
「へぇ〜……中華マンのように蒸し機の中にハンバ〜ガ〜を入れてるんだっ⁉︎ ウスラック・ブルゲルってゆ〜のか、おいし〜のかな?」
料理の画像を見ながら、味を想像している月夜の隣では、
「100チョ~――ドルが8300エンかぁ~……」
イブキがスマホ画面を見ながら、そんな事を洩らす。
「そんなに円高になってないでしょっ!?」
「ん? あぁ~ちがうよ。ほら、アマゾンで100チョ~ジンバブエドルのおさつが8300エンでうってんだよ」
「紙幣売ってんだっ!? しかも100兆っ!?」
「そそ」
「日本円にするといくらぐらいなんだろ~?」
「ん~とね……0,3エンだって」
「それが八三〇〇円で売ってんだ……」
「そそ。みんなはなしのネタとかユカイなアイテムとしてコ~ニュ~するんだってさ~」
「ふ~ん……なんか変な話しね」
「そだね」
そういってインフレしまくったお札の画像を見る二人だった。
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