ロ~ルちがい。
いつものバス停にて――
「マイニンテンド~ストアにアクセスシュ~チュ~がめんのセンスがイイとヒョ~バン?」
イブキがゲ~ム情報の中にあった一風変わったそんな記事に興味を抱いた。
「お~! カワイイ、カワイイ!!」
記事を開き出てきた画像――タワ~のような建物に襲い掛かかろうとしているゴジラっぽい生き物を全体的にデフォルメしたモノ、を見ながらそんな声を上げる。
「このタワ~はキチキョクをあらわしてんのかな? だったらつながんなくなってもシカタないね~」
画像を見ながら、そんな事を洩らすイブキの隣では、
「んふふふふ♪」
なにか良い事でもあったのか、そんな声を洩らす月夜。
「な、なに? ブキナこえだして」
月夜の笑い声を聞きとめたイブキがドン引きしながら、
「誰の声が不気味よっ!」
そう言い返してから、
「これよ、これ――」
そういって『ジャ~ン!』と見せてきたのは、
「なにこれ?」
「近くにセブンが新しくできたんだって、そこで開店記念に『やわらかロ~ル』の無料配布をしてんだって! どんなロ~ルケ~キなんだろ? 今から楽しみ」
「へェ~。イブキさんもいこっかな」
「味選べんのかな?」
「チョコとかイチゴとかるといいね~」
そんな二人は帰り道、真顔でトイレットペ~パ~の『やわらかロ~ル』を持って帰宅する事になるのだった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます