アイツはドコへ?

 いつものバス停にて――


「おぉ! ゼノブレのゾクヘンけって~かっ!!」

 イブキがゲ~ム情報にあった、そんな記事に瞳を輝かせる!


「PSVRもサイハンけって~か……イブキさんのヨソ~どおり1ガツのコ~ハンだったなぁ~」

 販売日一覧を見ながら、新たに追加されたPSVRの入荷日を見ながら、ドヤ顔でそんな事を言っているイブキの隣では、


「う~……寒いな……」

 月夜がマフラ~に顔を深く埋めながら洩らす。


「なんか急に寒くなったわよね? 雪もいきなり降り出したし……」


「それはモチロン――」


「ん?」

 月夜の呟きを聞きとめたイブキが、


「アイツがニホンにいないからだよっ!」


「アイツ?」


「アイツだよ。いなくなるとナゼかキオンがさがったり、いるトコはなぜかキオンがあがるアツイオトコのヒト」


「そんな人いんの?」


「うん。いまメルボルンにいるらし~よ」


「へぇ~……」


「イブキさんおもわずフユはシュ~ゾ~をカンキン、ナツにはコクガイツイホ~ほ~あんにショメ~しちゃったモンっ!」


「そんなんあるんだっ!?」

 そういって驚く月夜だった。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る