がっこ〜くらっか~。

いつものバス停にて――


「丸亀で鴨ネギウドン――いいね! ウチ、鳥の中でも鴨はとくに好きなのよね〜――じゅるり」

月夜が鴨肉の炙り焼きがのったウドンの画像を見ながら、そんな事を洩らす。


「コンシュ〜のアップデ〜トでカンをつむと、テ〜ソクでもコ〜ソクかできるよ〜にか……ジョ〜ダンでそんなはなしあったけど、まさかホントになっちゃうなんて……コ〜ソクにコ〜ソク+さらにはサイソクへ……『ぜかまし』がよろこびそ〜なシヨ〜になちゃったな〜」

ゲ〜ム情報を読みながら、そんな事を呟くイブキの隣では、


「東京いくわよっ!」

突然、そんな事を宣言する月夜。


「ん〜? ネンマツにいってきたばっかじゃないの?」


「今、東京都が災害のとき用に備蓄してあった保存食のクラッカ〜を賞味期限が切れるからって一〇万食無料で配ってんだってっ‼︎」


「ふ〜ん……って、いまからいくのっ⁉︎ ガッコ〜は?」


「学校よりもクラッカ〜よっ‼︎」

そう言い切ると駅に向かって走りはじめる月夜。


「いや……クラッカ〜よりはガッコ〜だとおもうけど……」

目を点にさせたまま月夜の背中を見つめ、そう洩らすイブキだった。

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