きょ〜き。

いつものバス停にて――


「う〜ん……シウンくばんのかぁ〜……まあレイカンのジョ〜イゴカンだし、うれしい〜んだけど……セ〜ク〜チのたかいカンジョ〜セント〜キがほしかったな〜。ジェットつくったらレップ〜がへっちゃったし」

イブキが朝からJKなら絶対、口にしない事を呟きながら、


「餅をノドにつまらせて搬送……この季節多いのよね〜。餅規制になったりしないわよね?」

月夜がそんな事を心配しながら、


「おモチいいよね〜。かんたんなオスイものにいれるだけでオゾ〜ニにできるし、おモチ『にょい〜ん』ってさせるのおもしろいし」


「焼いて『プクー』って膨らむのを見てるのもいいわよ。その後、醤油つけて海苔で巻いたりするのもイイよね~」


「そそ」


「でも、こんなに毎年、毎年ノドを詰まらせる人がでるんじゃ……」


「うん……ヘタへ~きよりよっぽどいっぱいなくなってるよね。おモチで」


「古来より日本人はフグなんかにチャレンジしてきたし、ホント食に関しては命がけよね~。すばらしい民族だわっ! 美味のためなら命も惜しまないなんてっ!!」

 月夜が興奮ぎみにそう言う隣で、


「いや、イブキさんそこはサンド~できない。やっぱしいのちはタイセツ」

 自分自身を守る様な仕草をしながら、そう言い切るイブキだった。

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