いつものバス停にて――

「アマゾンのハイソ〜にもつがオ〜スギでドライバ〜さんがヒメ〜かぁ〜……」

イブキがニュ〜スアプリを開いたら、そんなタイトルの記事が目に止まった。

「ただでさえクリスマスやオセ〜ボでお〜いのにアマゾンやすくてベンリだから、ふゆやすみにボ〜としながらみてると、なんとなくポチってるときもあるし〜……なんでイブキさん……エクスカリバ〜なんてかったんだろ？」

イブキが通販で買った伝説の剣を思い出しながら、

「ふふん♬ 昨日は今年、最後の二九の日に最大級のコミケ――刀剣よかったな〜。今日はおそ◯さんに弱ペダだし楽しみっ！」

上機嫌でそんな事を言っている月夜に、

「月夜よさぁ〜」

「ん〜？」

「まえはテストまえとかジュケンのときとかはベンキョ〜してたのに……さいきんコミケとか……」

「な、なによ、いいじゃない。勉強もしてるし……」

「う〜ん……かくじつにこじらせてない？」

改めてそう言われると何も反論できない月夜だった。

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