しめに。

いつものバス停にて――


「ウエノえきに13、5バンせん? なんかマホ〜ガッコ〜いきのレンシャのりぐちみたい」

イブキがおもしろい話題を集めたニュ〜スアプリの中にあった、そんな記事に世界的に有名なファンタジ〜作品を連想する。


「そ〜いえば、ファンタビわだいだしみにいってみよ〜かな〜?」

そんな事を言っているイブキの隣では、


「『オデンの〆にはなにを食べる?』かをアンケ〜ト?」

月夜がグルメ系アプリの中にあった、そんな記事に首を傾げる。


「う〜ん……しめとか考えた事なかったなぁ〜……なんだろ……?」

腕組みをして熟考する――


「やっぱしステ〜キかな?」


「月夜んちのオデンってステ〜キはいってんのっ⁉︎」

イブキは鍋の中から『べろ〜ん』と一枚肉が出てくる光景をイメ〜ジする。


「あら? おいし〜のよ」


「そっかな〜?」

首を傾げるイブキ。


「そ〜よ。和牛のステ〜キにブタのステ〜キ、鳥のもも肉なんか最高よっ!」


「……イブキさんのしってるオデンじゃない」


「つくねとかもおいし〜のに」


「それはしってる。もっとダイコンとかコンニャクとかシラタキとか?」


「ないかな〜。あとはタマゴくらい?」


「う〜……なにたべてもおっもいな月夜のトコのオデンは……」

胸焼けしながら、そう洩らすイブキだった。

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