ふく。

いつものバス停にて――


「女子が好きな鍋ランキング? ふ〜ん……おもしろそ〜じゃない」

月夜がオシャレ系ニュ〜スの中にあった、そんな記事に興味を惹かれる。


「三位はすき焼き――いいよね〜タマゴをからめたお肉とか最高っ!」

そんな事を言いながら、続きを読み進める。


「二位はモツ鍋⁉︎ 意外ね……ビタミンやコラ〜ゲンなどの美容成分が豊富なのが人気かぁ……でも、コラ〜ゲンみたいな大きな分子は食べても吸収できないとかお医者さんが言ってたキがするのに……」


「一位はキムチ鍋かぁ〜……お肉がメインじゃないのはあんまし……」

と、アンケ〜ト結果に不満顔の月夜の隣では、


「ゆきみだいふくにはフクがかんじのレアバ〜ジョンはそんざいする?」

イブキが餅のアイス菓子にパッ〜ジを見ながら、


「みてよ月夜!」

そう言いながらスマホ画面を見せてくる。


「ふ〜ん……。で、雪見だい福になるとど〜なんの? 一個多くはいってるとか??」


「いや……そゆのじゃないよおもうよ……ほら、ちょっとラッキ〜みたいな?」


「えー! 食べられないならいいや」

そういって興味を無くす月夜だった。

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