ぽてと。

 いつものバス停にて――


「あとヨッカ――あとヨッカでVRがくる♪」

 イブキがゲ~ム系情報で最新のソフトをチェックしながら、そんな機嫌の良い声を洩らす。


「ぬ!? VRよい?」

 イブキがVR関連の期待値を高める記事に混じった、そんな記事に興味を惹かれる。


「ん~……やっぱしサイショはようのかな~? イブキさんのりものとかわりとつよいほ~だけど、いっかいだけ3Dよいしたコトあったなぁ~……3ジカンやって5ジカンねこんじゃったコト……なれたらなおったけど……VRもさいしょようのかな~?」

 イブキが最先端技術に不安を覚えている隣では、


「ロッテリアで一〇月一〇日、二〇日、三〇日でポテト全品半額っ!」

 月夜がグルメ系アプリの中にあった、そんな記事に興奮する。


「フツ~のポテトもふるポテもハロウィン商品のバケツポテトもぜ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~んぶ半額っ!!」


「あぁ~……バケツポテト……食べきれないほどのポテトの山……ステキ」

 ウットリした表情でそんな事を洩らす月夜に、


「……月夜。ポテトがこいびとみたいだね」

 呆れた表情でそういうイブキに、


「うん! ウチ、イモだったら結婚してもイイかもっ!!!」

 そういう言い切る月夜だった。

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