さいご……かも?

いつものバス停にて――


「ニンテンド〜がさいしんハ〜ドをハッピョ〜‼︎」

イブキがゲ〜ム情報を見ながら、瞳を輝かせる。


その数秒後には好物を取り上げられた小学生のような表情になり。


「こがたファミコンって……NXだとおもったイブキさんのトキメキをかえしてよっ!」

と、不満を洩らしつつも記事の続きを読み進めるイブキ。


「おぉ! ケッコ〜め〜さくはいってる‼︎」

続きを読み進めたイブキの瞳が再び輝きだす!


「ドンキ~やマリオブラザ~ズなんかト~ゼンだけど、エキサイトバイクやギャラガ、アトランチスのナゾなんかもはいってんだっ!! あのなにがナゾなんだかゲ〜ムプレイしてもサッパリわかんないデンセツのゲ~ム!!!」

と、再びテンションを上げていくイブキの隣では、


「て、天一のツイッタ〜が今年で最後……あの……あの一年に一回、天一祭りの日にしか更新されないアレが終わるっ⁉︎」

月夜がまるでこの世の終わりを聞かされた様な顔面蒼白になりながら、


「はっ! も、もしかして今年で終わ――」

 あまりの恐ろしい可能性に最後まで言葉が続けられない月夜。


「あぁ。それ、アカウントと~けつされたからコトシでサイゴってコ~シキからハッピョ~あるよ」

 固まる月夜にそういって安心させるイブキだった。

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