だいこ〜

いつものバス停にて――


「カプリコのアタマだけ?」

イブキがお菓子の新作をチェックしていると、そんな情報が気になった。


「あぁ〜……うんうん。なるほどなるほど、よ〜はカプリコのアタマ――チョコのブブンだけってコトかぁ〜……う〜ん……コ〜ンのブブンもおいし〜のに」

そんな風にお菓子の評論をしているイブキの隣では、


「フリマアプリで宿題の代行?」

なにか良い物ないかな〜っとフリマアプリを見ていた月夜が驚きの声を上げる。


「昔作った読書感想文や工作、自由研究を今の小学生に売ってるのか〜」

月夜はそんな事を言いながら程よく雑な貯金箱やマッチ棒工作、昆虫の標本などを見る。


「へェ〜……こんなんうってんだ」

イブキがヒョコっと月夜の肩からスマホ画面を覗きこみながら、


「2000円で面倒な宿題終わるなら……いやいや小学生の2000円って結構大金だよね?」


「イブキさんのコロにオボンダマあればかっちゃってたかも?」


「でも、この貯金箱なんか一時間で作れそ〜じゃない?」


「それだっ!」


「えっ⁉︎」


「いっぱいつくって、うればゲ〜ムソフトいっぱいかえるっ!」


「小学生からお金巻き上げるやめろ!」

月夜の手刀『ズビシっ!』っとメリ込むのだった。

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