せ〜ぶぽいんと。

いつものバス停にて――


「某ファミレスで松茸たべほ〜だいキャンペ〜ン!」

月夜がグルメ系アプリの中にあった、そんな記事に瞳を輝かせる!


「でも、聞いたことないお店。どこにあるんだろ?」

そんな事を呟きながらお店のウェブサイトで近所のお店を検索する。


「あっ! 関東に多いのか〜……う〜……ザンネンながら近くにはないな……」

マツタケ……と洩らしながら、ガッカリしている月夜の隣では、


「ジンセ〜でいっかいだけセ〜ブポイントせって〜できるならどこがいいか?」

イブキが大学生にそんな内容の質問した記事を見ながら、


「ふむふみゅ……だいたいのダイガクセ~はうまれたちょくごにセ~ブするかぁ……」

 記事の続きを読みながら、


「ね~ね~」


「……マツタケ……マツタケ……松茸……」

 イブキの声も届かないほどショック状態の月夜。


「ね~てっば!」

 クイクイと袖を引っ張ると、


「ん~?」

 気だるげに反応する。


「月夜はもしセ~ブできんならどこでする?」


「ん~……」

 少し思案した後、


「松茸食べる前」


「まあ、月夜はそだよね」


「そ~ゆ~アンタはど~せ、強くてニュ~ゲ~ムがいいとか言うつもりでしょ?」

 先を読むようにそう言う月夜に対して。


「ううん。イブキさんはデッカくてニュ~ゲ~ムがイイっ!!」

 そう言い切るイブキに「どこが?」と返す気力もないショック状態の月夜だった。

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