すた~とらいん。

 いつものバス停にて――


「セガのユ~フォ~キャッチャ~のケ~ヒンをいれるフクロにナゾのメッセ~ジがっ!?」

 イブキがゲ~ム情報にあった、そんな記事に喰いつくっ!


「ふみふみゅ~……フクロにかかれたブランド『SRGA』のジョ~ゲにあるオビの●と■がモ~ルスしんご~におきかえると、あるメッセ~ジになる? イブキさんがとったカンムスフィギアのはいったフクロにそんなしかけが……!」

 イブキが割とど~でもいい情報に驚いてる隣では、


「料理下手な美人と料理上手の不美人――男性が彼女に選ぶのはどっち?」

 月夜が珍しく、そんな記事を読んでいた。


「じゃ、じゃ――リョ~リができてビジンなイブキさんはカンペキじゃん!!」

 月夜の呟きに突然、口を挟んでくるイブキ。


「でもさ~」


「ん?」


「料理上手ってど~やって伝えるの?」


「そ、それは……」

 月夜の言葉に腕組みをして思案顔で首を捻る。


「お、おべんと~つくるとか?」


「付き合う前なのに? おかしくない??」


「う、う~ん……あっ! すっごいおいしそ~なモノつくってガクショクまえにイブキさんのシャシンつきで『このヒトがつくりました』てきなかんじでテンジすんのは?」


「怒られるじゃない? 学食にない物をメニュ~っぽく置くなって」


「じゃ、じゃ――」

 まだ何かを主張しようとするイブキの肩に手を置くと、


「イブキ……まず親しい男子を作るのが先じゃない」

 根本的なとこでまんじりとも始まっていない二人だった。

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