ざんまい。
いつものバス停にて――
「う~ん……イベントかいいきはクリアできらけど、レアなものでなかったなか~……ほんないとダメかな~? いや、まあほるんだけどさぁ……」
イブキがゲ~ムアプリでイベントの攻略情報を眺めながら、イヤそうに洩らす。
「なんか……ちょっとやったかんじイブキさんのカンタイ――イブキンカンタイはE3よりE4のがむいてるきがすんだよね~。そだててるコのせ~かな? モガミンけ~はそんなにきたえてなかったんだよね~」
攻略情報をみながらそんな事もボヤくイブキの隣では、
「8月29日はヤキニクの日っ⁉︎」
今まで静かのなにかの記事を読んでいた月夜が突然、そんな声を上げる。
「イブキっ!」
「いや、イブキさん29にちはデ〜ト――」
「――って事は予定ないんだねっ! 行こ〜よ! ヤキニク三昧だよっ!! 一日中ヤキニクみながら過ごせんだよっ!!!」
と、テンションあげあげで絡んでくる月夜。
「えぇ~……いにちじゅ~オニクって……すっごいおなかにたまりそ~」
そう言いながら自身のちっさいお腹の手を当てる。
「知ってるイブキ」
「なにを~?」
「お肉を食べると胸がおっきくなるんだよっ!」
「いぐっ!!!」
こうしてまた騙されるイブキだった。
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