おひとりラ~メン。
いつものバス停にて――
「う~ん……E3でヌマちゃったな~……カンゼンにでおくれちゃったよ~」
イブキが困惑した表情のまま、スマホでゲ~ム情報を見ながらぼやく。
「おっ! でんせつのゲ~ム『スペランカ~』がムリョ~はいしんっ! こ~ゆ~アクションものやってきをまぎわせるのがいいのかもね~」
そんな事を言いながら、スマホ画面では操りにくそうなドット絵のアクションゲ~ムを器用に遊び始めるイブキ。
「女子大生が一人でラ~メン店に行けるかアンケ~ト?」
月夜がオシャレ系ニュ~スの中にあった、そんな記事に興味をもつ。
「月夜はひとりでいくの?」
呟きを聞きとめたイブキが尋ねてくる。
「ウチ? ウチは――」
口元に一指し指を充て、少し思案顔になると、
「ウチは人と行くことのが多いかな?」
「そなんだ」
「アンタは?」
「イブキさん? イブキさんはね~――はいりにくいかな~」
「そう?」
「うん。なんかオトコのヒトばっかしってイメ~ジあるし、そのなかにはいっていくのは……ちょっとためらちゃかも……?」
「そんな事きにすんのね」
「月夜はきになんないの?」
「ウチは良い匂いしてると、フラフラっとはいってて気が付くと食べてるって事のが多いかな?」
「なんか月夜ホイホイみたいだね」
「人を黒いアレっと一緒にしないでよっ!」
そこは全力で否定する月夜だった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます