せ~きの――

 いつものバス停にて――


「あ~……あるある」

 月夜がツイッタ~である芸のツイ~トを見ながら、


「コンビニのATMで『たぶんダメだろ~な~』って思いながらお金引き出そうとした時、スム~ズに暗証番号いれて金額入力までいくと『あれ? うそ? いける?』と思ってお金がでてくるトコみてたら『時間外なので利用できません』って出てガックシ――最初に言ってよっ! もうっ!! ってなるのあるよね」

 月夜が「あるある」と呟きながら、自身にもあったのか、そんな事を言う。


「こ、これは――」

 月夜の隣でなにかを熱心で読んでいたイブキが背後にイナズマを浮かべあがらせながら、驚愕の表情でそんな声を洩らす。


「どしたの? ヘン顔して」

 月夜が隣のイブキに向かって、そんな事をいう。


「へんじゃないよっ!」

 イブキがそう抗議しながら、


「それより、これみてよっ!」

 イブキがスマホ画面を見せてくる。


「ん?」


「すっごいんだよっ! これみつけたヒトには『イブキかがやくしょ~』をあげったてイイぐらいだよっ!!」


「なにその……もらったらスッゴい不名誉そうな賞――ええ~っと……湿気ってしまった煎餅やポテトを電子レンジで復活? なにこれ?」


「そのまんまっ! うっかりだしっぱなししちゃったポテチもこれでカンゼンにフッカ~ツっ!!」


「……これは『イブキかがくしょ~』でいいや」

 そう言い切る月夜だった。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます