そ〜ぞ〜
いつものバス停にて――
「コミケのサ〜クルチケット転売を運営が止めるように要請――応じなけれ永久追放処分もありうると警告も……う〜ん……前々から問題になってたからなぁ〜」
月夜が來たる夏コミに関しての情報を漁っていると、そんな記事が目についた。
「でも、3万円でも買う人がいるのも事実だしなぁ〜……」
月夜が困り顔でそんな事を呟いてる隣では、
「オトコのヒトの60パ〜セントがミズギよりもユカタにグラっとくるっ⁉︎」
イブキが男女の怪しげな記事の中にあった、そんん文言に見事に躍らされる。
「こ〜ゆ〜オトコのヒトめせんのイケンをとりいれてコトシこそっ! イブキさんのモテモテどしへっ‼︎」
握り拳で熱くそう宣言するイブキ。
「ちなみになんで浴衣なの?」
やや冷めた口調でそう聞いてくる月夜。
「んとね……ユカタはイロケをかんじるんだってさ〜」
イブキは大型のスマホを両手が持って操りながら、そう言う。
「ふ〜ん……色気ねぇ……」
「そ〜ぞ〜してみてよ、イブキさんがユカタきてエンニチにいるバメンを――」
イブキはしなを作りながら、
「う〜ん……」
月夜は少し考えてから――
「小学生の夏休み?」
「ぎゃふん!」
そう奇声を上げて落ち込むイブキだった。
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