　いつものバス停にて――

「ふ〜みゅ……アマゾンの2016ねんカミハンキのゲ〜ムうりあげでイッチバンがモンハンクロスかぁ〜……」

イブキがゲ〜ム情報系のニュ〜スを読みながら呟く。

「でもニバンがスリ〜ディ〜エスよ〜のACアダプタ〜って……」

イブキが「それはなんかちがうよ」と言ってる隣では、

「室町まであったウサギ食文化の保護かぁ〜……」

「！月夜……ウサギさんたべちゃうのっ⁉︎」

月夜の声が耳に届いたのか、イブキが慌てた様子でそんな事を言ってくる。

「いや、ウナギ食だと思って記事を開いたんだケド、よく見たらウサギだったの」

「そ、そっか〜……そ〜だよね。いくら月夜でもあんなカワイイいきものたべないよね」

「……その肉は高タンパクで低カロリ〜……その味は豚や牛を凌ぐと言われ……ぶつぶつ」

「……月夜？」

「ウサギいいかも……？」

その呟きをイブキは聞かなかった事にした。

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