つちふたたび。

 いつものバス停にて――


「う~ん……Ⅱになってケイケンチとかオカネとかあんましもらえなくなったなぁ~……てきもビミョ~にバラけてるし、なんかムソ~け~とゆ~よりもフツ~のアクションRPGっぽくなっちゃったなぁ~。おもしろいからイイけど」

 イブキがゲ~ム情報を見ながら、そんな事を呟く。


「以前に土の味と好評(?)だった、レモンジ~ナがハチミツの入った『ハニ~レモンジ~ナ』となって帰ってきたっ!? ふ~ん……確かに前のは土っぽかたケド、今度はハチミツ入りの土かぁ……」

 月夜はスプ~ンで土を救って、上からハチミツをぶっかけた物をシメ~ジする。


「じゅるりしないの?」


「しないわよっ!」

 イブキの横やりにそう言い返す月夜。


「ふ~ん……土の味、土の味言われてるケド、実際にはレモン皮の渋みの味なんだぁ~……」


「カブトムシのあじともいわれてるよ」


「――じゅるり」


「えっ!……月夜……ひょっとしてカブトムシたべたいの?」


「レモンを想像したのっ!」

 イブキの言葉にそう言い返す月夜だった。

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