おにくアイス。

 いつものバス停にて――


「う〜ん……チュ〜ゴクのシャンハイメ〜カ〜がしんハ〜ドをつくってゲ〜ムぎょ〜かいにサンニュ〜」

イブキがゲ〜ム情報にあった、そんな記事を読みながら、


「ウィンド〜ズ10と〜さいのしんハ〜ド? フツ〜にパソコンでいいよ〜な……」


「牛角アイスっ⁉︎」

イブキがゲ〜ム業界の未来を憂いている隣で、そんな声を上げる月夜。


「見てよイブキ! お肉のアイスだよっ‼︎」

そう言ってイブキの頬に新型の小型スマホをグイグイ押し付ける月夜。


「イタイ、イタイ! カドがカドがイブキさんの頬エグってる‼︎」


「あっ! ゴメン、ゴメン」

そう言いながら、スマホをひっこめる。


「それカドがすっごいイタイんだからきをつけてよね〜」

恨みがましい視線を向けながら、赤くなった頬を摩る。


「だって! お肉とアイスだよっ‼︎」


「あわないとおもうけど……」

そう呟きながら月夜のスマホ画面を見ると、


「月夜これオニクはいってないよっ! ギュ〜カクがつくったタダのアイスだよっ‼︎」

そう言うイブキの声も月夜の耳には届かなかった。

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