はらぺこ女子。
いつものバス停にて――
「う〜ん……このネコのキララくんカワイイ!」
イブキがツイッターを見ながら、そんな事を洩らす。
「よっぽど、このサンマかな? サカナがスッゴクたべたいのかなぁ〜」
そう言いながら見ている動画は、食卓の上に乗った焼き魚に手を伸ばしては飼い主に怒られるというネコの動画だ。
「ホントとめられても、とめられてサカナのばしてくる――まるで月夜みたい」
「ふみゅ?」
両手でものすっごいおっきなハンバーガーを持って、口いっぱいに物を詰めたリス状態の月夜がイブキの呟きに反応する。
「あぁ……なんでもないよ。たべてて、バスきちゃうから」
「ほむ」
イブキの手で急かす様な仕草にそんな返事をして、再びハンバーガーにかぶりつく月夜。
「おぉ! プレ4がパソコンでリモ〜トプレイできるよ〜になったんだっ! おっ! からあげクンが1、4ばいのサイズにな――」
「なになに? どこの載ってんのっ⁉︎」
「たべるのはやっ‼︎」
ギガビックマックを瞬殺できる月夜だった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます