たれないために…。

 いつものバス停にて――


「ステ~キガストで月替わりの食材を詰めたハンバ~グ?」

 月夜が愛用のグルメ系ニュ~スアプリで、そんな記事を発見すると、首を傾げて頭上に『?』と疑問符を浮かべる。


「どうゆう事だろ? 先を読めばわかるか――」

 そう呟きながら読み進めると、


「あぁ……なるほど、毎月替わりでチ~ズインハンバ~グの中身を替えますよ的な話しネ」

 合点がいったといった表情で納得する月夜。


「――で、その一回目がポテトサラダなんだっ!?」

 そこで、いつもなら横から口を挟んでくる頃合いなのにイブキが何もしてこない事を不審に思い隣を見て見ると、


「なにやってんの?」


「ん?」

 隣で何やら不思議な動きをしていたイブキを珍獣でも見るかの様な視線で見つめながら月夜が問う。


「んとね……おっぱいがタレないためのマッサ~ジなんだって」

 そう言いながら奇妙な動きを再開するイブキ。


「……イブキ」

 一瞬、哀しみを湛えた表情の後に何かを決意した表情へと変化した。


「イブキ、アンタの胸「セイチョ~するモンっ!!」」

 言われる事を予想していたのか、喰いぎみに被せてきたイブキだった。

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