からあげクリ〜ム。
いつものバス停にて――
「おおぉ!」
イブキがゲ〜ム情報見ていると、そんな驚嘆の声を上げる。
「コ〜ニンのフラゲきたっ!」
そういってイブキが見つめる視線の先には――アマゾンで限定300件に限り販売日の0時から午前2時に届けるという内容の記事だった。確かに事実なら公式でフライングゲットを認めている事になる。
「DQモンスタ〜ズがフツ〜よりもはやくプレイ……あっ! シュトケンげんて〜なんだ」
イブキ言う通り配達可能地域が指定されていた。
「ふむふむ――ト〜キョ〜、チバ、カナガワにオ〜サカとヒョ〜ゴいちぶチ〜イキかぁ」
「からあげソフトクリ〜ムっ⁉︎」
月夜が上げた驚きの声を耳にしたイブキが、
「からあげ? ソフト??」
と、首を傾げながら頭上に疑問符を浮かべる。
「うん。やっぱしそ〜なるよね。ど〜ゆ〜事だろ? からあげソフトって……」
「フツ〜のソフトクリ〜ムのうえに『デンっ!』っとからあげのせちゃうんじゃない?」
「そんな雑なっ! あぁ〜開催地が福岡じゃなかったら行くのに……」
「ちょっと、と〜いね」
「あぁ……からあげソフト……一体どんな形でどんな味がするんだろ?」
キラキラした瞳で想像を巡らす月夜だった。
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