ぼたん。
いつものバス停にて――
「ロ〜ドちゅ〜にミニゲ〜のトッキョがも〜すぐきれる⁉︎ へぇ〜ほかのメ〜カ〜でもできるよ〜になるのか〜リッジのギャラクシアンとかなつかし〜なぁ〜……ロ〜ドがながいっていえば、おと〜だんのネオジオCDはトイレいってかえってこれるぐらいながかったな〜……」
「ちょ――」
月夜の上擦った声がイブキの思い出に水を差す。
「イブキイブキ、これ見てよっ!」
そういって月夜見せてくるスマホ画面には、
「ボタン?」
そこには某ピザ屋の箱にはいった、押してくrといわんばかりの『ボタン』がはいっていた。
「なにこれ? ジバクソ~チ?」
「ふふふふふふふふふ――これはね~――」
「なになに? ダッシュツソ~チ? カレシハッセ~キ?」
「……彼氏発生機なんて器物初めて聞いたわ」
「もったいぶらずにおしえてよ~」
「いわ。これはね――なんと! 押すだけで、何時でもピザがやってくる『ピザ緊急オ~ダ~ボタン』なのだっ!!」
テンション高くそう叫ぶ月夜とは対照的に、ものすっごくテンションがダダ下がっていくイブキ。
「これで、突然ピザが食べたくなった時も安心!」
指を『b』こんな形にしていう月夜に対して、
「イブキさんピザポテでマンゾクできるからヘ~キ」
スマホでモンハンの映像を見ながら、そう呟くイブキだった。
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