ばいとあぷり。
いつものバス停にて――
「アメリカ在住の寿司職人がビックマックを寿司化させる動画が人気に――う〜ん……寿司には見えないケド……これはこれで食べてみたい……かも? じゅるり」
月夜がそんな異色な記事を読んでいると、
「ね〜ね〜月夜」
イブキがスマホ画面を見ながら話しかけてくる。
「じゅる――ん? ど〜した?」
「月夜むけのアルバイトあるよ」
そういって見ていたスマホ画面を向けてくる。
「スマホアプリ『ごちぽん』?」
「うん。すごろくゲ〜ムでゼンコクのメ〜サンひんをたべまくってレポ〜トをかくと、いちにちイチマンエンのホウシュ〜がもらえるアルバイト」
「へぇ〜……全国のおいし〜物たべてチョイチョイっと感想書くだけで一万円札……いいじゃないっ!」
「でしょでしょ!」
イブキが嬉しそうに手を差し出す。
「ん?」
その手に月夜は小首を傾げ『?』を頭上に浮かべる。
「ショ~カイリョ~。せんえんでイイよ」
イブキが「これでモンハンかえる」と呟きながら、そう言ってきたのだった。
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