す~ぱ~ちがい。
いつものバス停にて――
「う~……なんか近頃ホント寒くなってきたよね~……」
月夜が自分の息が白くなるのを見て、そんな事をいう。
「んふふふ~♪ あったか~い♪」
その横で首に巻いたマフラ~に口元までうずまりながらヌクヌク顔で呟くイブキ。
「なんでアンタはそんなわかってたかのよ~な防寒具もってんのよ」
「それはシュ~ゾ~がカナダにいっちゃうからだよ」
「最近、それがネタでなく本当に思えてきたわ……」
寒さに身を震わせながら隣でマフラ~にくるまれながらヌクヌク顔でスマホをいじっているイブキを見ながらタメ息混じりに洩らす。
「あっ! みてよ月夜。ス~パ~カップから『レアチ~ズ』がでるんだって」
「不味「ウマそ~だよね~」」
「「えぇ!?」」
「レアチ~ズでしょ……さすがのウチもちょっとないかな~……」
「えぇ~! レアチ~ズなんてケッコ~あるよね? なんでそこまで」
そういってイブキはスマホ画面を見せながら、
「ほらほら、おいしそ~なアイスだよ」
「あっ!」
「ん?」
「ス~パ~カップって……あぁ……アイスね……ん~……」
「月夜なんのレアチ~ズだとおもってたの?」
「ん~……ほら、寒いからさラ~メン食べたいな~って思ってて……ス~パ~カップってカップ麺のほ~だとおもちゃって……」
「……月夜、さすがにレアチ~ズあじのラ~メンはでにとおもうよ」
イブキが呆れ顔でそう呟いたのだった。
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