きのこ。
いつものバス停にて――
「朝の情報番組で人気の料理コ~ナ~が神回と話題かぁ~……へぇ~……キノコピッツァかぁ~……どれどれどんなヤツがはいってんのかな? しめじ、エリンギ、ホワイトマッシュル~ムにブラウンマッシュル~ム――ホント、いろんな種類はいってるなぁ~……ん!?」
「たもぎ茸? ときいろひら茸?聞いた事ないわね……おいし~のかしら?」
月夜がキノコがドサドサ乗り大量のオリ~ブオイルがかけられたピッツァ画像を見ながら、
「月夜ならカエンダケでもたべれそ~だケド」
イブキが赤サンゴのような真っ赤なキノコの画像をスマホに写しながら、
「いくらウチでも毒キノコはたべないわよっ!」
月夜が心外とばかりに――
「――じゅるり」
「えぇ~! たべちゃダメだよっ!」
「た、食べないって……たぶん……お、お腹へってなければ……」
「……いつか月夜がひろいぐいしてビョ~インにかつぎこまれても『いや~いつかやるとおもった』としかおもわないよ~になってそ~でイブキさんコワイよ」
自分の想像したイメ~ジが恐ろしく現実的で心配になってしまうイブキだった。
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