き〜
いつもバス停にて――
「地域限定販売の『いももち』がおいし〜と評判かぁ〜……この辺りにもないかなぁ〜……じゅるり」
月夜はいつも通り、グルメ系ニュ〜スを見ながら、
「きておよぐダケでみずをキレ〜にするミズギっ! こんなのイブキさんがきたらタイヘンなコトになっちゃうよっ‼︎ 」
二人がそれぞれ関心のある記事を読んでいる。
「お〜! みてよスマホがいえのカギになるんだって!」
イブキがみつけた記事はスマホアプリで家の玄関を開閉する機能だった。
「へぇ〜……こんなんあるんだね。あっ! LINEで一時的に承認カギみたいな事できんだね。へぇ〜……便利かも……」
「そだね。でも、スマホおとしたときはチュ~イだね!」
「へ? なんで? LINEで一時承認してもらえば、とりあえず家に入れるよね?」
「……月夜。そのショ~ニンパスをハッコ~するスマホがないんでしょ」
「あぁ……そっか。じゃ、そ~なったら蹴破るしかないんだ……」
「月夜カギおとしたら、いつもけやぶってんのっ!?」
驚くイブキに曖昧な笑みを返しただけの月夜だった。
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