ひき。
いつものバス停にて――
「デンド~あしすとジテンシャでスマホじゅ~でんができるかぁ~……でもコレってアシストのバッテリ~つかってるしなぁ~」
テクノロジ~系ニュ~スを見ながら、そんな事を呟くイブキ。
「やっぱしバイクかな! エンジンついてなきゃダメだね。みねフジコみたいなボデ~になるヨテ~のイブキさんとしては、やっぱしライダ~ス~ツしかないモンね」
「ちょっと、そんな妄想よりも――」
「モ~ソ~じゃないモンっ! そ~なるんだモンっ!!」
「はいはい。わかりました。そんな事よりもアンタのスマホ、初期不良の報告が出てるよ」
「へェ~……。ま、イブキさんはヒキつよいから、そんなフリョ~ひんヒカないケドねぇ~あつつつ――」
イブキがホ~ムボタンに置いた指を舐めて冷やしながら、
「まずホームボタンが触っていられないぐらい熱をもつ」
「――あつくないモン、ちょっと、ちょっとだけアツ――ヌイいだけ――あっ! でんげんおちた」
「その2、突然、電源が落ちる」
「と、とつぜんじゃないモン! そろそろおちるかな~っておもってたモンっ!!」
そう言いつつ、再起動を行うと――大音量+すこしくぐったような音でアラ~ムが鳴り響く!
「……スピ~カ~からの音が変な風に聞こえるってのもあるね」
「……あと、つよくおしてもクイックスタ~トできない……」
とうとう自分で不具合を口にしだすイブキ。
「感圧センサ~異常もあるのね……不具合、全部持ってるなんて、すっごい引きの強さね」
「……うん。すごいヒキでしょ?」
顔に影縁をつけたまま、力なく笑うイブキだった。
現在、これらの不具合はOSアップデ~トで解消されてるそ~です。
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