ぎじんか。

 いつものバス停にて――


「ねぇねぇ月夜」

イブキが野菜ジュ〜スを飲みながら月夜へと話しかける。


「ん〜?」

月夜がちょっと早めの秋物ファッションをチェックしながら返事をする。


「ギジンカってなに?」


「擬人化? ――ってアレでしょ。物を人間で例えるよ〜なやつ」


「そなの?」


「イブキがやってるゲ〜ムも軍艦を擬人化したやつでしょ」


「あぁ。あ〜いうのをそうやってゆ〜んだ」


「でも、ど〜した急にそんな事言うなんて」


「んとね――ほらこれ」

 そういってイブキが差し出すスマホ画面には――


「『擬人化のビジネスモデル』? なにこれ?」


「よ~はあたらしいギジンカのネタにゲ~ムをつくってもう~よ~っておはなし」


「ふ~ん……」


「あっ! こんなんど~お。ゼンコクのガッコウをギジンkしちゃうの、セ~フクそのまんまのカッコウで、アタマいいトコはマジメふ~なキャラにしちゃってさ~――」


「あ~……でもさ……」


「ん?」


「絶対、当事交からクレ~ムはいりそうだよね。『ウチはこんなイメ~ジじゃない!』って具合にさ」


「そだね、そ~かも」

 月夜の意見に自分のアイディアをひっこめるイブキだった。

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