だいこ〜

 いつものバス停にて――


「しゅくだいダイコ〜サ〜ビスにテレビのキャスタ〜がヒハン……」

イブキが最近のニュ〜ス記事を読んでいると、


「まあ、自分のためにならないし当然なんじゃない」

と、月夜が口を挟んできた。


「むう……せっかくのナツヤスミなんだからおもいっきりあそびたいじゃん!」

イブキが口を尖らせながら不満を口にする。


「そ〜だケド……」


「月夜だってシュクダイのコトなんかきにせずにあそびたいでしょ?」


「それはそ〜だケドさぁ〜……」


「でしょ〜。だからシュクダイだいこ〜――」


「いやいやいやいやいやいやいや――」

 月夜は顔の前で高速――残像が出るほどの勢いで手を振り否定する。


「だから代行に頼んだら学力が身に付かなくて自分のためになんないって!」


「それならダイジョブ!」

 なぜか、やたら自信満々に言い切るイブキ。


「ど~せやってもイブキさんわすれちゃうからっ!」


「……それのドコが大丈夫なの?」

 呆れ顔でそう言う月夜だった。

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