ひみつ。

 いつものバス停にて――


「ふ~ん……あたらしいフラッシュメモリはじぶんでデ~タのジュミョ~をきめられるね~……スゴイけど……つかいみちがわっかんないな」

 イブキがテクノロジ~系ニュ~スをみていると新型半導体を使ったフラッシュメモリの記事を見つけた。


「自分でデ~タの保存期間が決められるんのっ!?」

 月夜が新発お菓子の試食コラムにのっていたチョコフレ~ク・バニラのレビュ~を読んでいる途中、イブキの呟きを耳にし声を上げる。


「そだけど……なんにつかえるの?」

 首を傾げ、頭の上に『?』マ~クを浮かべながらイブキが言う。


「そ、それは……」

 月夜は言いにくそうに口ごもり視線をツィ~っと反らす。


「ねね、月夜ならどんなデ~タをいれんの?」


「え、えっと~……そっだ! イブキは何かないの? 人に見られたら困……てってゆ~か……ハズかしいデ~タ」


「う~ん……イブキさんそ~いうのはないかな~。どっちかってゆ~とクリアしたゲ~ムのデ~タとかジュッキョ~してみたケドUPしなかったド~ガとかみてほし~デ~タのがおおいかも」


「あぁ……そうなんだ……」


「――でで、月夜の――」


「あ~! もうっ!! いいでしょ別にっ!!!」

 そう叫んで誤魔化す月夜だった。

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