えぷろん。
いつものバス停にて――
「ハダカエプロンかぁ~……」
イブキが野菜ジュ~スをズ~ズ~と飲みながらポツリとそんな事を呟く。
「…………アンタなに言ってんの!?」
その呟きを聞きとめた月夜が呆れ顔で問い返してきた。
「いや~。イブキさんカレシできたらテリョ~リをたべさせてあげるのがリソ~なんだケドさぁ~そんときはやっぱしハダカエプロンのがよろこぶのかなぁ~っておもって」
「そんな事して本当に喜ぶの? 男の人って……」
月夜が少し疑わしい表情で、
「さぁ~……でもオトコのユメってまでいってるぐらいだから……よろこぶんじゃない?」
「ちょっと待って――」
そういって月夜はスマホをイジって、
「確か……昨日の夜そんな記事を見たような……あっ! あったあった」
月夜はスマホ画面を見せながら、
「だいたい半々みたいよ。45パ~セントが嬉しいと思う反面、54パ~セントがひいちゃうみたい」
「あ~……そなんだ。よかった」
イブキが安堵する。
「よかったの?」
「うん。だって、あんなはずかし~カッコウしたくなかったし……」
「ふ~ん……」
月夜はイブキの胸を見ながら、
『彼氏さんもガッカリするからやらないほうがいいよ』
と、思ったけど口にはしない月夜だった。
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