おそ~じ。

 いつものバス停にて――


「う~ん……あんましよころこばれないのかぁ~」

 イブキがスマホでなにかの記事を読みながら少し落ち込みぎみに呟く。


「ん? どしたの?」

 月夜がイブキの様子に気づき声をかける。


「うんとね~……なんかオトコのヒトってカノジョのへやソ~ジされるのがイヤなヒトがハンス~ぐうらいいるんだって」


「へぇ~。そうなんだ? でもそれでなんで落ち込んでんの?」


「だって――イブキさんさぁ~カレシできたら、おへやのソ~ジとかしてあげったかのになぁ~」

 と、心底、残念そ~に言う。


「ふ~ん……でも、なんでまた……イブキってそんなの尽くすタイプだっけ?」


「イブキさんつくすタイプだよ! エッチ~ほんみつけたらすてずにちゃ~んとつくえのうえにおいておくよ!! えっへん」


「いや、そこは見て見ぬふりしてあげないさいよ」

 勘違いして胸を張る、イブキを月夜がそう窘めた。

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