月夜にき~てみた。
いつものバス停にて――
「ねぇ――」
イブキがスマホでなにかの記事を熱心に読んだ後、口を開いた。
「ん~?」
月夜がミスドの一口ド~ナッツ販売の話題を読みながら「違う! そうじゃない!! むしろ一口でなくならない百口ド~ナッツがイイ」と呟き、再販されたレモンジ~ナを飲み「う~ん……土」と感想を洩らしたトコロに話しを振られた。
「月夜はさ~……」
イブキがスマホを見ながら口だけ動かして問いかける。
「月夜はさ、どんなときにおとこのヒトにおとこらしいってかんじる?」
「へ? う〜ん……そんな事考えた事なかったから……ちょっと待ってね」
そういうと月夜は思案顔になり、
「定番だけど、重い物をさりげなく持ってくれたりとか?」
「あ〜なるほど……」
「あとはご飯をモリモリ食べる姿」
「う〜……」
「どうした?」
「いや、月夜にもてないモノをもてるヒトとか、このホシになんにんいるかな〜って」
「さ、さすがに……ち、ちょっとはいるわよ」
と、自信なさげに言い放つ月夜だった。
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