たいぷ。
いつものバス停にて――
「月夜ってさ~」
スマホいじりに飽きたイブキが月夜のほうを見ながら口を開いた。
「よくみると――」
イブキがモキュモキュっとド~ナッツを食んでいる月夜を見ながら、
「ふとらないよね~」
イブキが月夜を下から観察しながら、細い足首に適度に筋肉のついたふくらはぎとフトモモ、くびれのある腰と、ここでイブキの視線に若干の殺意が籠めら大きく膨らんで服を押し上げる胸――白く華奢な首に小さな顔、少しキツい印象を与える目と眉。
「イブキも太らないよね? モキュモキュ」
「イブキさんショ~ショクだもん。月夜はいっぱいたべてるのにふとんないな~って」
「う~ん……あんまり意識してないんだけどね、体重計とか乗った事ないし」
「ふ~ん……ねね、いつこ~なるの?」
そういってイブキはムキムキの筋肉の付いたマッチョカンガル~の顔に月夜の顔を嵌め込んだ画像を見せながら、
「絶対そ~わならん!」
それを全力否定する月夜だった。
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