さるべ〜じ。
いつものバス停にて――
「きの〜さ――」
イブキが若干落ち込みぎみに話しだす。
「きの〜さ――ゴハンつくりながら、ほんよんでたんだけど……」
「ヘェ〜。片手間にそんな事やってんだ」
「うん〜。でさ〜おゆわかしてるときにテがすべちゃって……」
「あちゃ〜! 鍋のなかにボッチャン?」
「そそ。まだヌルマゆて〜どだったからひろいあげたんだけど……」
「そ〜いう時はネ。ジップロックにいれて冷凍庫にいれておくといいよ」
「そうなんだっ⁉︎」
「うん」
「わかった。かえったらやってみる――あっ! でも、おおきめのタブレットだからはいるかな〜?」
「ウチが言ってるのは紙の本が濡れた場合ね」
結局、タブレットは完全に死んでました。
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