すぱいど〜ぐ。
いつものバス停にて――
「東芝がパスコ〜ド認証つきUSBメモリ〜を販売――」
月夜がめずらしくテクノロジ〜系のニュ〜スを見ながら呟いた。
「へぇ〜。まるでエ〜ガにでてくるやつみたいだネ。ちょっと見せて」
そういってイブキは自分のスマホより一つ前の型である月夜のスマホを操る。
「うん。やっぱし5Sはソ〜サしやすいな〜6Pだとかたてでソ〜サしぬくいんだ」
「大きく画面とか見やすいじゃん」
「そ〜なんだけど……やっぱしもちはこびしてると……ケッコ〜じゃまにかんじるコトがおおいんだよ。おっ! これか――」
イブキが件のUSBの画像を発見する。
「へぇ〜。ユ〜エスビ〜ほんたいに0〜9までのス〜ジキ〜がついてんのかぁ〜」
「しかもよ、しかも、暗証番号を10回続けてミスしたら中のデ〜タが消えるようになってんだよ!」
「ふ〜ん……イブキさん月夜とちがってみられてこまるよ〜なモンないからベツにイイけどね〜」
「う、ウチもないわよっ! セキュリティ的なもので興味があったのよっ‼︎」
「ふ〜ん……」
必死にそう抗弁する月夜に疑いの眼差し向けるイブキだった。
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