げ〜じゅつ。

いつものバス停にて――


「カノ〜しまいのキョ〜コのスリ〜サイズがスゴすぎるとわだいにっ⁉︎」

「へぇ〜。公開されてんだ」

同じ女性として興味があるのか月夜がイブキのスマホ覗きんでくる。

「バスト98!」

「そうなんだよ! やくイチメ〜トルだよ‼︎ 25メ〜トルプ〜ルが24メ〜トルになんだよっ‼︎!」

「その例えはよくわっかんないケド、すごいのはわかる」

「なんで〜? スイエ〜のジュギョ〜のときにトクじゃん!」

「むしろ、その程度の得しかないのっ⁉︎」

「イブキさんもいずれは――」

「ちなみに今はどんなもんなの? うえから」

「ろく――な、ななじゅ……」

「……道のりは果てしなく遠いネ」

イブキの答えにそう返すしかできない月夜だった。

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