こんば~と。
いつものバス停にて――
「ぬう……」
イブキがなにかをみつけると、悔しそうな呻き声を洩らし、スマホを持つ手はワナワナ震えていた。
「ど、どうした?」
その尋常ならざる様子に思わず声をかけてしまう月夜。
「これだよっ! これみてよ!!」
そういってイブキが差し出したスマホには――
「『巨乳女子に聞くもし微乳になれるとしたら』――」
「それによると、46パ~セントのヒトがビニュ~になりたいってこたえてんだよっ! ありえないよ! 50エンと500エンをコ~コンするようなモノだよ」
「そうとも限んないじゃない?」
「ぬ!?」
そういうと月夜は自分の肩に手を当てると、
「おっきと肩と首がつねにこってるし――」
「むう……そんなコトいってみたい」
「下着もサイズが多きのは高いわりに可愛いデザイン少ないし」
「そ、そうなんだ」
「まあ、ウチはそれでも微乳になりたくないけど」
「ムキ~!! クチクしてやる!!! このちじょうからキョニュ~なんってクチクしてやる!!」
イブキがそう叫んで暴れ出した。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます